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AXS | アクセスとは

実在を証明可能な超常的能力の総称。従来の自己申告制による超能力、霊能力、魔法などとの区別をつけるため、一般的物理学と医学をベースにして体系化がなされている。access(利用権)とaxis(軸)を合成した造語であり、ダッツ社研究開発部AXS | アクセス研究課(設立時の課長はドナルド・ノーランド博士)により定義された。AXS | アクセス能力とも呼ばれる。公式発表前には、EXtra-ArMs(見えざる腕もしくは不可視武装)を略してEXAM | イグザムと称されていたが、体系化が進むにつれ意味がずれてきたので、AXS | アクセスに改められた。

基本的原理としては、生物の脳が思考を行う際に「意思の素」として利用される量子力学的揺らぎ(イデオン・フィールド)を脳内で完結させずに外部に繋げることで様々な効果が発揮される。例えば思考プロセス自体に外部連結を行えば認識力が高くなり、意思の出力としてフィールドを作用させれば粒子の量子的存在確率に偏りを与えることで物体の操作が可能になる。この発動原理により、AXS | アクセス受信AXS | リード・アクセス発信AXS | ライト・アクセス調律AXS | エグゼ・アクセス(受信と発信を同時に行う)の3系統、それからAXS | アクセスの発動を妨害する妨害AXS | カウンター・アクセスに分類される。

AXS | アクセスは直接身体から発する以外にも人馬一体 | ツェンタウルで接続するインターベース | アイゼンを経由して発動可能なことがツェペリの法則として知られている。

銑鉄網 | ローアイゼン・ネッツで能力を行使する場合に物理界 | ケルパーリヒェ・ヴェルトの百~数千倍の効果が得られることが経験則で判明しているが、その原因は銑鉄網 | ローアイゼン・ネッツ一般開放に至ってもまだはっきり判っていない。しかしながら結局のところ、物理界 | ケルパーリヒェ・ヴェルトにおいては物質文化の蔓延によって大半の人々がそういった能力を信じていないために、アンチ・イデオン・フィールドが世界規模で発生しており、イデオン・フィールドの展開が非常に困難になっている、とする説が最も有力である。

AXS | アクセス関連用語

AXS軸 | アクセス・アクシス(AXS Axis)

AXS | アクセスはその発動原理に受信 | リード(R)と発信 | ライト(W)の2種類がある。この2要素は、互いに依存せず個別に精度(AXS | アクセス精度)を数値化することが可能であるため、2次元デカルト直交座標系において座標軸とすることが可能である。これがAXS軸 | アクセス・アクシスであり、それぞれR軸、W軸と呼ばれる。

受信(R)とは、脳の思考プロセスを外界のイデオン・フィールドに連結・同期することで主に認識力を高めることである。この原理に基づいて発動するAXS | アクセス能力を受信AXS | リード・アクセスという。

発信(W)とは、イデオン・フィールドを任意に振動させ、粒子の存在確率に影響を与えることで物体の操作を行うことである。この原理に基づいて発動するAXS | アクセス能力を発信AXS | ライト・アクセスという。

以上の両方を同時に用いてフィードバック制御を行うAXS | アクセス能力を調律AXS | エグゼ・アクセスという。

AXS | アクセス精度(AXS Accuracy)

実在が証明可能な超能力であるAXS | アクセスには様々な種類があるが、結局のところ全てイデオン・フィールドの伝達によりもたらされるものであり、効果は伝達方式の違いに過ぎない。つまりイデオン・フィールドの伝達精度が高いほど、強い効能が現れるということになる。この伝達精度をAXS | アクセス精度という。AXS | アクセス精度は一般的に百万分率で表記され、理論上の最大値は1,000,000[ppm] (= 100[%])となる。

ただし、イデオン・フィールドの伝達には2つの要素がある。受信 | リード(R)と発信 | ライト(W)である。それぞれの精度が百万分率で数値化できるため、AXS | アクセス精度は最終的に2次元座標や2次元ベクトルで表記される。例えば

XA1 = (10000, 2000) [ppm]

ならば、受信10,000ppm、発信2,000ppmの精度があるということである。数字が大きくなる場合、桁のカンマ区切りを入れると紛らわしいので2つに分けて

|XA1R| = 10,000

|XA1W| = 2,000

とする場合もある。

また、大雑把に単一のスカラー量で表記する場合は、実効AXS | アクセス精度|XA|が一般のベクトルと同じように

|XA| = √(受信精度2+受信精度2) [ppm]

で求められる。先の例の場合、

|XA1| = √(100002+20002) = 10,198 [ppm]

となる。

効力に関して、受信や発信のみで発動する能力の場合は単純にそれぞれの精度が直接結果に繋がるが、両方必要な場合の効力は最悪"受信精度×調律精度"になるため、たとえ両方の要素が100,000ppm(=10%)の精度であったとしても結果は10,000ppm(=1%)相当まで減衰してしまうことがある。更に、AXS軸 | アクセス・アクシスそれぞれの得手不得手は脳のシナプス構造によるため先天的なものであり、両方とも高精度まで極めることは非常に難しい。そのため、高位の能力の場合、受信と発信のそれぞれを得意とする能力者同士が協力・同調して発動する場合もある。

なお、1ppm未満は測定不能であるため単位がppmの百万分率となっており、ppmの小数点以下は誤差の範囲となる。精度の目安としては、一般に、特別な才能が無くとも得意分野1つに絞って地道に努力すれば10,000ppmまでは到達できると言われている。また、個人の能力とは別に、多くの人々の信頼を受ける立場にある場合に、アンチ・イデオン・フィールドの影響が減ることでAXS | アクセス精度が向上する傾向がある。

AXS-i-bility | アクセシビリティ

AXS | アクセスとI(一人称)、bit(ビット)、ability(能力)、accessibility(近接性)を掛け合わせた造語。つまりはAXS | アクセスを行使する各個人の特性を簡潔に表現するためのビット表記である。ビットそのものを3桁で表す2進数表記と1文字で済む10進数表記があり、大抵の場合10進数表記が用いられる。

ビットの割り当ては

  • 受信(R):100b = 4
  • 発信(W):010b = 2
  • 調律(X):001b = 1

となっており、全てのビットが立たない場合のみ

  • 妨害(C):000b = 0

となる。

全てのパターンを表にすると以下のとおり。

能力使用可能/不能 対応ビット表記
受信(R) 発信(W) 調律(X) 妨害(C) 2進数 10進数
使用不能 使用不能 使用不能 使用可能 000 0
使用不能 使用不能 使用可能 使用不能 001 1
使用不能 使用可能 使用不能 使用不能 010 2
使用不能 使用可能 使用可能 使用不能 011 3
使用可能 使用不能 使用不能 使用不能 100 4
使用可能 使用不能 使用可能 使用不能 101 5
使用可能 使用可能 使用不能 使用不能 110 6
使用可能 使用可能 使用可能 使用不能 111 7

なお、AXS-i-bility | アクセシビリティAXS | アクセス精度による能力特性ではなく、実際に技能を行使できるかどうかによるものなので、いくらAXS | アクセス精度が高くてもAXS | アクセス能力が実際に使えなければビットは0となる。

ビット表記がファイル属性値設定と似ているため、パーミッションや属性値と呼ばれることもある。

イデオン・フィールド(Ideon Field)

脳の思考プロセスにおいて発生する量子力学的揺らぎの場のこと。この揺らぎを脳内で完結させることなく外部に繋げることによって様々な超常的能力が使用可能になる。これが現在AXS | アクセスとして体系化されているものの基本原理である。

この揺らぎは多種の素粒子から複合的に形成されるものであり、イデオン粒子の流れによって形成される場という意味ではない。ただ、イデオン干渉効果を用いて初めて観測が可能になるためこのような名前が付与えられている。

銑鉄網 | ローアイゼン・ネッツ物理界 | ケルパーリヒェ・ヴェルトではイデオン・フィールドの展開容易性に極端な差があるが、この原因としてはイデオン・フィールドの展開を阻害するアンチ・イデオン・フィールドの存在が指摘されている。

アンチ・イデオン・フィールド(Anti-Ideon Field)

イデオン・フィールドの一種で、ノイズとして他のイデオン・フィールドの展開を妨げるアンチフィールドのこと。

物理界 | ケルパーリヒェ・ヴェルトでは非AXS能力者がこれを無意識に垂れ流しているため能力の行使が著しく制限される、とする説が近年有力である。

AXS | アクセス能力の分類と位置付け

受信AXS | リード・アクセス (Read AXS)

脳の思考プロセスを外界のイデオン・フィールドに連結・同期することで主に認識力を高めるAXS | アクセス能力のこと。従来の超能力分類でいうところのESP (ExtraSensory Perception)に近い。

主に情報、医療、学術分野での利用価値が高い。

分類記号及び軸イニシャルはReadのR、AXS-i-bility | アクセシビリティは100b = 4。

発信AXS | ライト・アクセス (Write AXS)

イデオン・フィールドを任意に振動させ、粒子の存在確率に影響を与えることで物体の操作を行うAXS | アクセス能力のこと。従来の超能力分類でいうところのPK (PsychoKinesis)に近い。

実戦向きの能力が多く、安易に発信AXS | ライト・アクセスを悪用した犯罪も少なくない。

分類記号及び軸イニシャルはWriteのW、AXS-i-bility | アクセシビリティは010b = 2。

調律AXS | エグゼ・アクセス (eXe AXS)

受信(R)作用により読み取った結果に連動して発信(W)を行うAXS | アクセス能力のこと。

とかく便利な能力が多いが、受信と発信両方の精度がある程度高くなくてはならないため、習得が困難な上に十分な効果が得られないことが多い。そのため、高位の能力の場合、受信と発信のそれぞれを得意とする能力者同士が協力・同調して発動する場合もある。

AXS軸 | アクセス・アクシスの複合能力であるため軸イニシャルは無いが、受信AXS | リード・アクセス発信AXS | ライト・アクセスの両方を行使できても調律AXS | エグゼ・アクセスを行使できない場合もあるため、便宜上の分類記号はX、AXS-i-bility | アクセシビリティは001b = 1とされている。

妨害AXS | カウンター・アクセス (Counter AXS)

AXS | アクセスの発動を妨害するいわゆるアンチAXS | アクセス能力のこと。通常のAXS | アクセスがいわゆる「信じる力」によって発動するのに対し、その逆の「疑う力」によって効力を発揮するという対極的な能力。

その特性ゆえに現在発見されているのは無意識に発動する現実の壁 | マキアヴェリズム一種しかなく、今後増える見込みも無い。

軸イニシャルは無く、便宜上の分類記号はC。AXS-i-bility | アクセシビリティは割り当てが無いため、000b = 0となっている。つまり他の一つでもビットが立っていると使用できない。

AXS | アクセス技能一覧

以下の表で右下のものほど発動のための必要AXS | アクセス精度が高くなるため、条件が厳しく、習得が難しくなる。表における必要精度はあくまで目安なので、どの能力も必要精度さえ満たしていれば使えるというものではなく、やはりそれぞれ修練を積んで習得しなければならない。

また、使えるようになってからも、完全に使いこなすにはある程度慣れが必要である。その上、上級の能力は下位の能力の習得を前提としてその応用、或いは複合により行使できるようになるため、目指す方向性や元々の素養によって習得技能の分野が大まかに武術系、学術系、法術系、錬金術系などに分かれる。

AXS | アクセス技能は現在基本・複合技能を合わせて59種が認定されているが、これは今後も増える可能性がある。

一覧表
必要AXS | アクセス精度
[ppm]
R=0
(R-Lv0)
R≧10
(R-Lv1)
R>100
(R-Lv2)
R>1,000
(R-Lv3)
R>10,000
(R-Lv4)
R>100,000
(R-Lv5)
W=0
(W-Lv0)
W≧10
(W-Lv1)
W>100
(W-Lv2)
W>1,000
(W-Lv3)
W>10,000
(W-Lv4)
W>100,000
(W-Lv5)